1春が来て、森はいっぱいの花で埋め尽くされました。Puku は、いつもの場所で、お昼寝をしていました。
2Niko がやってきました。「Puku、ずっと寝てばかりで、もったいないよ!もっと遊ぼうよ!」Niko は元気いっぱいです。
3Puku は、ゆっくり起き上がりました。「……遊ぶのも、いいけど」Puku は言いました。「でも、ぼくの『ゆっくり』は、游ぶのと同じくらい大事なんだよ」
4Niko は首をかしげました。「『ゆっくり』って、何?」Puku は、花を見つめながら、言いました。「今を、味わうこと。風の匂い、花の色、友達の声。……そういうのを、ちゃんと感じる時間」
5Niko は、ちょっとだけ、わかったような、わからないような顔をしました。でも、Puku の隣に座って、一緒に風を感じてみました。……確かに、なんだか、いい気分でした。「……うん、わかった気がする」Puku は、にっこり笑いました。
