1Momo はいつも思っていました。「ありがとう」って、もっと伝えたいのに、どうしても言葉にならない。恥ずかしくて、うまく言えない。
2ある秋の夕方、Momo は公園で Puku と Niko に会いました。二人は Momo に「いつも優しくしてくれて、ありがとう」と言ってくれました。Momo の胸が、きゅんとしました。
3Momo は深呼吸しました。今度は、自分が言う番だ。「……あの、ね」Momo は震える声で、でも、はっきりと、言いました。
4「Puku も、Niko も、いつもそばにいてくれて……ありがとう。ふたりがいてくれて、本当に、よかった」
5風がふわっと吹いて、落ち葉が舞いました。Puku も Niko も、びっくりした顔をして、それから、にっこり笑いました。「うん、これからもよろしくね」Momo の目から、ひとしずく、涙がこぼれました。でもそれは、うれしい涙でした。
